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4月例会「いつか、に備える〜いのちを護る防災セミナー」

4/28(日)

4月例会「いつか、に備える〜いのちを護る防災セミナー」が一般社団法人つくば青年会議所と合同で開催されました。 テレビでもおなじみの防災アドバイザー山村武彦様を講師としてお迎えし、つくば国際会議場にての例会でしたが、土浦つくば両市長をはじめ、地域の消防長、消防団員の皆様もお越しくださり、とても注目度の高い講演だっということが伺えました。

今回の講演で、防災のポイントとして山村様が一番強調されていたのが、家庭や職場にぜひ「安全ゾーン」を設定してほしいということでした。安全ゾーンとはガラスや転倒落下物の少ない、閉じ込められない場所で、小さな揺れを感じたり、緊急地震速報が鳴った時はとりあえず安全ゾーンへ退避することが、自分や家族を守るためにする第一のことだということでした。 災害が起きた時に75%の人はパニックで凍り付き症候群になってしまうそうです。微細な揺れを感じたほんの数秒の行動で、命が助かるかどうか左右されます。 一般家庭だと、玄関が良いそうです。揺れを感じたら玄関に行ってドアを開け、閉まらないようにストッパーをしておく。それだけで閉じ込められたり、家財道具の下敷きになることをかなりの割合で防げるとのことです。 寝る前には家族分の靴を玄関に揃えておくこと。習慣にしたいですね。

また、よく言われる公助、自助、共助の他に「近助」がいのちを護るためには非常に大事だということでした。近所の人たちを助けられるのは、その近くにいる人だけ。被害者には要支援の方が圧倒的に多いようです。 日本人がどんな災害時にも助け合い、譲り合うことができることは、これまでの災害で実証されてきました。 普段から災害を意識した助け合いの精神を持っていたいですね。

土浦でも大規模地震が30年以内に発生する確率は8割以上だとか。今日発生する可能性も十分あります。 ついつい他人事と考えがちですが、災害が起きてからでは遅いです。 少なくとも1週間分の食料の備蓄をする。ランタンやカセットコンロ、簡易トイレなどライフラインが途絶えた時の備えをする。家や部屋の耐震化や地震保険など、いのちを護るためにできることはたくさんあります。

今年は最大10連休のゴールデンウィークとなりました。予定のたくさんある方もいらっしゃると思いますが、そのうち1日でも防災を考える日としたいですね。


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